執筆講演

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「地震時にも安心な場所」そう言えるような建物を

2004/12/05
日経ホームビルダー2005年2月に掲載
市村克明(茨城、建築設計事務所代表)  

地震が起きるとテレビなどで、「家の中は危険だ、外へ出ろ!」といった報道がなされる。これを見るたびに建築の専門家として情けない思いをする。地震時にも安心して室内にいてもらえるような建物をつくりたいものだ。新潟県中越地震で、あらためてこの思いを強くした。

最新の建築基準法に基づいた設計や施工がなされていれば、これまでに発生したような規模の地震にも耐えられるはずだ。今後は、新基準を満たしていない既存建物の耐震補強をいかに進めるかが課題だろう。また家具の転倒防止など、室内の防災対策も必要となる。

どんな災害にも100%安全な建物は不可能かもしれない。それでも被害を最小限にするための、あらゆる努力が求められる。